第三次スラップブーム。スラップに罪は無い!

ブーム云々ってものでもないけど最近はスラップの練習をよくやってます。

もちろんウッドベースの!


Bill Blackのパフォーマンス、Lee Rocker、Dave Phillipsに憧れてとにかくスラップとベースの上に乗る練習に明け暮れた10代の「第一次スラップブーム」

その後ちょっとエレベに浮気。

それからアメ車イジりに没頭して音楽やらなくなり第一次スラップブーム終了。


20代半ばにロカビリーバンドを再開してから「第二次スラップブーム」

30歳になる頃ジャズなど他ジャンルのベースを弾きたいと思った時にロカビリー以外何も弾けない自分が嫌になる。

こんなにもロカビリー以外のベースが弾けないのはロカビリーとスラップのせいだと思い込みロカビリーはプレイしない、スラップも絶体封印と極端な決断。笑

ここで「第二次スラップブーム終了」

今となってはベースが弾けない原因をロカビリーとスラップに押し付けてたことを申し訳なく思います。


その後ジャズに奮闘してるうちに30代も後半。あまりにもの成長遅さにショックを受け挫折寸前の中SNQでプレイさせて貰うようになる。

そこでスラップを要求される予想外の展開。

ここから「第三次スラップブーム」


ロカビリー視点でしかスラップを見てなかったのでなかなか馴染まない…
コンテンポラリーなジャズの中で求められるスラップソロに本当に手こずる。

アドリブでスラップのアイデアなんて浮かばない。
曲のイメージをぶち壊してしまうかも…

そんな不安だらけでのライブでのソロは予想通りグダグダ。

それでもスラップを求めて貰える。
これにはホント感謝。

壁を越えないといかんなぁとロカビリーに偏ったスラップの考えを捨てジャズでもロカビリーでも関係無いやと思いスラップに挑み続ける。


もちろんロカビリー要素は消えないけどそれはそれでヨシとする。


最近一つ壁を越えれた感があるけど、次の壁がもう見えております。
スラップソロはまだ飛び道具的ポジションにいるけど、ポールチェンバースのアルコソロぐらい自然なポジションに持って行く事が理想です。
第三次スラップブームは更に盛り上がります!

ライブでのまだまだ発展途上なスラップソロ。

音声のみですがお聴き下さい。
そして興味が湧きましたらライブに足を運んで下さい!

HIDETAKA KUWANA

Double Bassist Hidetaka Kuwana Website